紀伊半島の環境保と地域持続性ネットワーク 紀伊・環境保全&持続性研究所
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  メールマガジン 第28号

   (2009年8月10日号)
 

会員の皆様、常日頃、当ホームページをご覧いただきありがとうございます。  前回のメールマガジンを6月15日に掲載した後のできごととして、総選挙が行われ民主党が大勝し、戦後、長く続いた自民党政権が交代することになりました。長期間権力の座にいると、どうしても無駄、硬直、しがらみ、癒着、利権構造などが生じてきます。これは自民党だけの問題ではなく、人間社会のかなり普遍的なことでしょう。民主党には、しがらみの無い目で見直し、無駄を廃し、時代が必要とする新しい政策を積極果敢に実施し、日本社会の行き詰まりを打破してくれることを期待したいと思います。政権交代可能な状況があることが望ましいので、自民党にもこれまでの総括をきちんとして、利権が無くてもやっていける政党に脱皮してもらいたいものです。

 今後、地域の活力を増加させるように、権限と財源が大幅に地方に移されるような地方分権が推進されることを期待したいと思います。

 さて、2009年6月15日から8月10日までに掲載した記事について、下記のように解説しましたので、ご覧下さい。
 

紀伊半島の環境保全と地域持続性ネットワーク
 
 会員の皆様、日頃、当ホームページをご覧いただきありがとうございます。
 
 暑中お見舞い申し上げます。
 
 今年は梅雨が8月上旬まで続き、イネの作況にも影響し、7月末の推定で「やや不良」となっているようです。梅雨前線を霧散させるかのように台風9号が接近し、今日は三重、愛知両県で大雨・洪水注意報が出されているため、筆者はNPOへ行くのを手控え、2ヶ月ぶりにメールマガジンを書いています。
 
 さて、前号(27号;6月15日送信)以降に掲載した記事についての解説をいたします。
 
1)津市野田の赤池・池尻池」に文章と写真を追加。
 
2)ため池のゴミをなくし、美観を大事にしよう!」を掲載。
 
3)「名松線の沿線風景」に「君ヶ野ダムの桜」を掲載。
 
4)「ハーブの害虫」のタンジー(キク科)にアワダチソウグンバイの幼虫写真を追加


1)「津市野田の赤池・池尻池」に文章と写真を追加。
 
 津市内にある水面面積2ha以上のため池(片田貯水池を除き、全て農業用ため池)の写真と解説を掲載したデータベース(津市分)が本ホームぺージにありますが、ご存じかと思います。筆者は、このため池データベースを作るために、これまで丹念にため池を見てきましたが、たまたま、農林水産省のホームページに「ため池百選」を策定するための応募案内が掲載されているのを見て、応募することを思い立ちました。
 
 津市にあるため池は多数ありますが、津市野田の「赤池・池尻池ため池群」を推薦しました。赤池には市のクリーンセンターが隣接し、池の周辺林の樹上に煙突とコンクリートの建築物の一部が見え、さらに、池尻池に隣接する山林が切り開かれ工業団地となり、赤土がむき出しになっています。このように、ため池周辺が開発され、景観が損なわれて来ていますが、ため池を巡る散策道が1km以上にわたってあり、そこに大小6つのため池があるので、「赤池、池尻池ため池群」は、「ため池の持つ多面的機能」を近隣住民が理解する上で格好の場所であると考えました。
 
 景観的にはもっと良好なため池もありますが、敢えて、住居に近く、ため池を自然観察、環境学習などに利用している方々のいる「赤池・池尻池ため池群」を推薦しました。今後のこれらため池群の環境保全とモニタリングに地域住民が参加することによって、一層、ため池の多面的機能を知ってもらえる可能性があると考えた次第です。
 
 玄人好みですが、地味なため池であるので、日本の「ため池百選」に入れてもらえるかどうか分かりませんが、どうでしょうか。
 
2)「ため池のゴミをなくし、美観を大事にしよう!」を追加
 
 あちこちの農業用ため池を訪ねて、景観を楽しみ、トンボなどの生物多様性に興味をそそられるなど、人知れずため池という里山の地域資源を利用してきました。ただ、ため池によっては、水面に多数のペットボトルやカンが浮遊していたり、菓子袋などが散乱していて残念な気持ちになることがあります。ため池に行くときは、ゴミ袋持参で自らのゴミと、捨てられているゴミを持ち帰るように心がけ、美観を保ちたいものです。
 
3)「名松線の沿線風景」に「君ヶ野ダムの桜」を追加
 
 紀伊半島には数多くのローカル線が走っていますが、地域の足として維持していきたいものです。沿線に住んでいない者として、情報提供によって何かお役に立てないものかと思って、JR名松線をモデルにボチボチ情報集めをしています。前号では、「名松線の車窓から見る沿線風景」を掲載しましたが、今回は、伊勢竹原駅から歩いて行ける君ヶ野ダム湖周辺の桜を紹介しました。湖周辺の10km近くに及ぶ桜並木、湖面を背景とした景観など、桜の名所としては県内屈指であると思います。陽気の良い春の日に、桜見物をしながらのハイキングはお勧めです。
 

4)「ハーブの害虫」のタンジー(キク科)にアワダチソウグンバイの幼虫の写真を追加

 
 わが家の一坪ほどの小さなハーブ苑に、今年は、ミント類5品種、ミントブッシュ、ミンティア、タイム類2品種、ローズマリー、タンジー、フェンネル、セージ類3品種、カモミール類2品種、レモンバーム、チコリ、カレープラント、ラベンダー類2品種、ダスティーミラー、カレープラント、レモンバジル、ヤロウ、オレガノ、ラムズイヤー、ステビア、サラダバーネット、サントリナ(順不同)など31種(品種を含む)が生育しています。来客があると、レモンバームと各種のミント類を組み合わせたハーブティーを試飲してもらっています。もちろん、無農薬で栽培しているので、農薬残留の心配はありません。このハーブ苑で害虫の発生を心待ちにしていますが、「ハーブの害虫」に掲載した写真以外の害虫には出くわしていません。わがハーブ苑で被害が比較的大きい害虫は、今のところ、オンブバッタ、キアゲハ、そして、今回幼虫の写真を掲載したアワダチソウグンバイです。これらの害虫の防除は、取り敢えず、見つけ次第に捕獲してしまうことです。


  以上、今年6月15日以降、現在までに掲載した記事について、若干の解説を加えました。ご意見、関連記事の投稿などをお待ちしています。 

 

  主宰者:松井正春 (2009年8月10日) 

                                                                             

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                        2007年8月31日   主宰者より